看護師は雇用されている医療機関や企業によって退職年齢が決められていますが、資格を失うわけではないので、いつまでも働ける職業と言えます。定年事情は様々でありますが、現役で働いていた時の経験や取得した資格を活かして働いている看護師は多いのです。同じ職場で似た仕事を続ける人や、ケアマネージャー等、社会福祉関係の仕事に就く人もいます。
看護師として働き、中堅あるいはベテランと呼ばれるようになったら、退職後のことを早めに考えることが必要です。今しておくべきことや、学んでおくべきことを考え、将来に備えておけば安心です。今後、看護師として何が求められるのかを考え、必要とされる知識や技術を身に着けるよう、日頃から意識していれば、再雇用される確率も高くなるでしょう。また、看護師仲間だけでなく、他の医療関係者等と積極的に交流できる場に行き、つながりを持っておけば、定年後、仕事を探す時に声をかけてもらえる可能性があります。
看護師に必要なのは第一に自らの健康と体力です。そのためには、普段からバランスの摂れた食生活や良質な睡眠をとり、適度な運動を継続的に行い、ストレスを解消して心の健康も保つよう、日々の努力が必要です。さらに、健康を維持するためには、定期的に健康診断を受けて自分の体の状態を知っておくことも大切です。
看護師は人と接する仕事であるため、様々な年齢や立場の人とのコミュニケーションが欠かせない職業といえるでしょう。したがって、普段から多くの人と関わり合い、老若男女問わずに会話ができるようになれば、仕事をする上での大きな強みになるでしょう。